東京に赴任している間、前述の横浜以外に休日を利用して都内もよく散策した。日本の首都としての東京はとても広く近代的な高層建築物が並んでいるかと思うと一歩裏道に入ると大衆的な下町があったり実に色々な顔を魅せてくれる街である。その街のすべては周りきれなかったが一番良く通ったのは「秋葉原」であり時代の空気を敏感に反映して日々変化していく姿がとても面白かった。その上、食物のお店が路地裏に多くあり毎回いろいろなものを楽しむことができたしオタク文化が色濃く感じられ印象深い街であった。印象に残ると言えば、今でも忘れられない場所が新橋にある。それが職場の先輩に誘われて行った「アルテリーベ東京」である。このお店はプロの歌手によるステージを楽しみながら食事をするオペラライブレストランで時にはステージと客席が一体となって楽しめる趣向になっており最初は戸惑ったがやがてその雰囲気をとても楽しめるようになった。オペラやクラシック音楽は敷居が高く近寄りがたいと思われるかもしれないがまったくそんな心配は無用であり美味しいドイツ料理とビールをライブステージと共に堪能できる。但し、前述の通り一種独特のお店の雰囲気があるので初めて行かれる方はこのお店を知っている方と同行されることをお薦めする。上記掲載の一番最後の画像は 正にこれから建設が始まる直前の「新国立競技場」の現場の様子である。 まだ整地されたままの広大な土地が広がっており間もなくここでオリンピックが開催されると思うと感慨深いものがあった。