それからしばらく月日は流れ特にこれと言った趣味もなくごく普通の生活を過ごしていましたがどこか頭の片隅にいつまでも消えないものがありました。そんなとき、テレビの情報番組で偶然にも私の一番好きな花である「コスモス」の開花状況が流れていました。そのとても美しい画像を見た瞬間、「あ~!やっぱり私は花が好きなんだ、カメラが好きなんだ。」と思いもう一度カメラを復活させる決断までそんなに時間は掛かりませんでした。すべての機材は一切売却してしまっていたのでいちから機種・機材選定をしなければなりません。カメラ・レンズはもちろん選定する際、気を付けたポイントの一つが三脚のサイズと構造でした。と言うのも花の写真にはマクロ撮影が付きものであり三脚が必須だからです。以前はある程度大型サイズでしたがやはり先に述べた理由の通り反省も込めて可能な限り場所の占有が小さくその上カメラも安定的に固定できる少し特殊な機種を購入しました。そしていざ撮影を再開して現場へ何回も出掛けてみると気づいたことがありました。それは心配していた撮影マナーのことです。撮影している皆さんの意識が変わったのか偶然なのか分かりませんが当時よりも随分マナーを守ってきちんと撮影されており私も気持ち良くカメラのシャッターを押すことに専念することができ本当に再開して良かったとつくづく思いました。
もちろん私自身も今後常に周囲の人々に気を配りながらこの趣味を続けていくことが大切であると感じています。