秋のバラの撮影のため、名古屋市の庄内緑地公園と鶴舞公園に出掛けた。 庄内緑地は約44haの広さがあり、庄内川の洪水時に意図的に低く作られた堤防から水を流入させ下流の氾濫を防止するための遊水地の役割があるが普段はそんな場所とは微塵も感じさせないほど公園の隅々まで大変良く整備されており私のお気に入りの場所でもあるが園内の所々 に見られる水没注意の警告板を見ると改めてこの公園の本来の存在目的を思い起こさせる。 さてここでは、70種約2500株のバラが見られ種別毎によく植栽されておりその上、背景も木々が立ち並び写真撮影には好条件が揃った公園と言える。 また、鶴舞(つるま)公園は24haの広さの西洋風の回遊式庭園であるが周辺には文化施設も多く国の登録記念物にも指定されており由緒ある公園でもある。 こちらのバラの品種は約120、数はおよそ1400本あり植栽環境から近接撮影も比較的たやすく行える場所でもある。 ただ今回の撮影中、庄内緑地公園で非常に残念なことがあった。 バラが咲き誇る花壇内はしっかりと柵で囲われて立入禁止になっているのにもかかわらず中年男性が堂々と花壇内で撮影しているではないか。 なぜ禁止されているのか、その理由を考えれば自ずと行動は自制されるものである。 この様な身勝手な考えの人が撮影した写真に写っているバラはとても悲しんでいると思いますよ!