「春の妖精・スプリング・エフェメラル」と呼ばれるカタクリを撮影してきました。山の麓にある駐車場は開花シーズン中は大変混雑すると聞いていたので早めに現地に到着したつもりが既に満車状態で駐車場内をウロウロしていたら先着していたドライバーの方がご親切にも私が気が付かなかった空きスペースに誘導していただき無事駐車することが出来ました。朝からこの様なご親切を受け気分も良くなった上、晴天にも恵まれて思う存分撮影を楽しむことができました。
それにしてもこの植物の生態を知れば知るほどその生命力とある種の儚さを感じて他の花とは違う魅力を覚えます。カタクリは種子の発芽から開花までに7~8年もの間ひたすら地中で球根の養分を蓄えて開花を待ちやっと開花時期を迎えたら1株に1つだけ下向きに花を開きますが太陽の光が照らす午前10時から12時位でないと十分開花しませんし僅か2周間程度でシーズンを終えます。また、多年草ながら開花できるのは7回程度とも言われています。また、全国でも数少ないこの様な貴重な群生地の保存管理をしていただいておられる方々の存在を何よりも忘れてならないと思います。