「紅葉狩り」と言う言葉がありますが平安時代の貴族が実際に手に取って鑑賞していたことからそう言われたという説があるようです。さて、その紅葉を撮りに出掛けたのですが今年の秋は天候が今ひとつ安定せず天気が急変して突然の降雨などで苦労させられました。でもやはり紅葉の美しさに実際に触れると苦労なんて忘れてしまい感動でその場に立ち尽くしてしまいました。 紅葉が満開とは言わないけれど、現地ではそう言ってしまいそうな雰囲気でした。 ところで紅葉の名所での撮影は朝早く現地に到着すると人が写り込まないし、太陽が低いので横からの光線で印象的な作品が出来上がる可能性もあるようです。しかしながら、紅葉の写真は花々と異なり主役を見つけにくい為、難しいといつも思います。その上、背景の色彩の選択や光線の取り入れ方ひとつで印象がガラリと変わってしまうためそこは腕の見せ所になりますが若輩者の私ではまだまだ・・・・・。 掲載画像の中にお寺の門をモチーフにしたものがありますがこの門のことを「山門」と呼びます。これは 昔は山の上にお寺が多くあったためだそうです。その 山門の奥に綺麗な紅葉が見えたのでシャッターを押し作品にしてみました。紅葉のもうひとつの楽しみ方に地上の落葉の何とも言えない美しさがあります。これも他の花々にはない特徴かもしれません。 今年の紅葉も終盤を迎えています。また来年も素敵な色々を魅せてくれることを期待しています。